あの人がコンポストを始めた日

雨降って地固まる。

我が家にも、そんなことが最近あった。コンポストをはじめてもうすぐ丸3年の我が家。

今回は、ある騒動から起きた家族と私の心境の変化についてまとめてみた。

目次

ある日の台所

少し前に、コンポスト用に溜めてあった生ごみ入れがきっかけで夫と口論になった。

10月とは言えまだ半袖で過ごせる気温が続く台所に、コンポスト用に溜めてあった生ごみを

数日そのままにしていた。

通常、毎日コンポストに生ごみを投入するので、溜めることは殆どない。

なぜ溜めてしまったのか、理由こそはっきり覚えていないけれど、おそらく暑さの続く気候に

疲れて家事仕事をおざなりにしてしまったのだと思う。

とにかく、そんな管理の悪さから台所にコバエが飛び始めた。

コバエから口論

しまった。これはまずい。あの人に見つかったらえらいことになりそうだ。私はすぐにそう思った。

そして、その予感は的中する。

コバエの存在に気づいたその人(夫です)は、「なんでこんなに生ごみを溜めているのか、コバエが

こんなに飛んでいるではないか。なんとかせんといかんぜよ。もう、こんな生ごみ捨ててしまえ~!」

的なことを言い放った。

元来虫の苦手な夫はとても怒っていた。

しかしあろうことか、私も負けじと怒りかえしてしまった。

「私が何のためにコンポストをしているのかまだわかっていなかったなんて、信じられない。

そもそも、台所の事に関して全て私(妻、母、パートナー、主に女性)だけが責任を負うこと自体が

おかしなこと。人間は誰でも食べ物を食べて生きている。食べることに、男も女も大人も子供も関係は

ない。ただ料理をしているという理由で、料理をしてる人だけが料理で出たごみの全責任を取らなければ

ならないなんてナンセンス。みんな、ごみは出してるのよ。そんなこともわからないの。あほなのか。」

的なことを言い返した。

そんな犬も食わない口論の末、夫は言った。

「じゃあ、自分もした方がいいね。時間ある時、やり方教えて。」

え、今なんと、なんと言ったのか?

ヒートアップしそうだったのに、口論は静かに幕を閉じ、なんだか拍子抜け。

やり易さだけを優先していた私

でもそれは、起こるべくして起こったことだと、今は思っている。

コンポストをしたいと思いはじめた当初から、したい理由を家族に伝え、コンポスト講座にも

家族全員で参加した我が家。

はじめたばかりの時は、夫と子供たちと生ごみを溜めておく場所や、コンポストのやり方を

見せたりして、今までとは違う生ごみの扱い方を共有してはいた。

しかしながら、みんなでコンポストをすると毎日の生ごみ量の調整や、水分調整、分解具合の

見極めが難しそう…。だったら、私が一人でした方が管理がしやすい。虫が発生しても文句を

言われなくて済む。そう思い、やり易さ優先で一人でコンポストをしてきた。

でもそれが、協力者である家族の理解を遠ざける結果となったのだ。

優先すべきはやり易さより「実体験の共有」

家族はずっと協力的ではあった。でもここにきて思うのが、実際に手を動かしてやっている当事者に

ならない限り、どんなに近くで見ていてもやっている本当の意味は感じられないということ。

こうして、やっと先日夫のリクエスト通りコンポストのやり方を伝授したのでありました。

新しい基材をバッグに入れて準備する私
コンポスト基材に生ごみを投入する夫

毎日のとこだから、一緒に暮らしている家族だからこそ感情的になる日もある。

でもそこに、ちゃんと理由があることをみんなが実感できれば、きっとこの先も続けていけるはず。

時間はかかる。それをわかったうえで、一緒にやってみることを少しずつ増やしていきたい。

思わぬ騒動のお陰で、そんな新たな目標を見つけたのでありました。

この記事のライターはKae B

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