ハッカ油が効くって言うじゃない

コンポスト部に入部 ー 新たなコンポスト開始

いつものようにインスタグラムを見ていたある日、コンポスト部を立ち上げるとの告知に目が留まる。部員を募集？入部希望者はDMで？迷った。でも、これはもうそれこそ、今でしょ！と言うほどの絶好のタイミングに違いなかった。

こうしてめでたく入部するや否や、すごい勢いでコンポスト仲間が増えてゆき、悩みであった今後のコンポスト継続方法も見つけることが出来た。悩むのが得意な私だが、コンポスト部員のポジティブエナジーは私の迷いをにこやかに蹴り飛ばし、「ミニキエーロ」と言う新たな種類のコンポストを開始する、大きな一助となったことは言うまでもない。

そうして新たに始めた、無印良品のポリエチレンケースに黒土を入れる「ミニキエーロ」。一台では足りず二台をベランダに並べ、毎朝前日に出た生ごみを投入し始めた。バッグ型の物と要領は違えど、生ごみの出ない生活の快適さは依然と変わらないすがすがしさがある。

初めての「虫問題」

ある日、小さく動く無数の何かに気付いてしまう。季節は春。ついに我が家にも来た。　　　　　　　　　　　　　　これはコンポストをしたことのある人であれば少なからず経験のある「虫問題」である。春の訪れとともにコンポスト部でも虫のお悩みが立て続けに出るようになった。解決策も色々出たが、その中で「ハッカ油」が虫よけに効くと言うではないか！

虫たちもコンポストの中の微生物に負けず劣らずの良き分解者であることには違いない。しかし、「無数」となればほおってはおけまい。

これは早速試したい！なんてったって、今家にあるんですから！と張り切って、おしぼり用に買ったあのハッカ油をコンポストの土表面に振りかけた。数滴なんてもんじゃない。もうお願いですからこれ以上増えてはくれませぬように！！と兎に角振り撒いた。

トウガラシやチリパウダーでも効果があると聞いて試したが、我が家のコンポストでは効果が感じられず。しかし、このハッカ油は確かに効果があった。それに何より、香りが良い。時折漂う生ごみ臭もかき消してくれるような爽やかさだ。長期的な虫よけ効果はないが、継続的に使用すると虫が寄り付きにくくなる。

結局、虫が成虫になり飛び立つまでの間、生ごみの投入を休止することにはなったが、その間も周辺を飛び回る虫たちを遠ざけるのに何度かハッカ油の力を借りた。（ちなみに、我が家に来たのは「イエバエ」と言うハエの一種。）

虫が寄り付く原因は、動物性の生ごみの投入、コンポストの許容量を超える生ごみの投入、土表面の生ごみの露出などいくつかある。我が家の場合は明らかに許容量超えの投入に加え、生ごみの露出。

虫よけだけじゃないハッカ油の世界

想定外のコンポストの虫よけから始まったハッカ油生活だったが、この小瓶の活躍振りはそれだけでは終わらない。　暑い時期のお風呂ですっきりしたいときに湯舟に４、５滴垂らして入浴剤代わりに使ったり、手作りリップクリームの精油として使ったり。鼻詰まりの時にマグカップに入れたお湯にほんの２、3滴垂らしてゆっくり吸い込めば、鼻の気分も上々だ。

薬局に行けばすぐ手に入る「ハッカ油」。しかも他の精油と比べて安価であることも大きな魅力。薬局で精油が手に入るなんて、ちょっとウキウキしちゃうじゃない。

ハッカ油の注意点

ハッカ油は万能

使ってみて分かったが、ハッカ油は思いのほか万能である。

虫には好かれぬ香りでも、その香りが人を爽快な気分にさせてくれる。ハッカ特有の清涼感が暑い時期には特に心地よく、食品添加物でもあるので、日々の生活の中で使うのも安心感がある。

抗菌に、虫よけに、アロマオイルとしても使えるハッカ油は、正にオールラウンドプレイヤーなのだ。

もう、これは手放せない。

コンポスト生活初の夏を迎える今年は、ハッカ油と共に乗り切りたい。

この記事のライターはKae B