「コンポスト」というワード、聞いたことはあるでしょうか。或いは始めている方もいるでしょうか。
このページではコンポストについて少し詳しく煮詰めていきたいと思います。
コンポストとは
コンポストとは、英語の『compost=堆肥・堆肥にする』という意味が語源となっています。
堆肥を作ることや、堆肥を作るための容器のこと、最近では生ごみを分解すること、に至るまで、幅広く「コンポスト」という言葉が用いられています。
※正確には堆肥を作るための容器は「コンポスター」と呼びます。
家庭からでる野菜くず、生ごみ、庭の落ち葉、紙などに至るまでさまざまな有機物を微生物の働きによって発酵・分解させるという暮らしの知恵です。
とはいえ難しく考える必要はなく、意図して『土に還す』こと、そんな風に思えばイメージが広がるのではないでしょうか。
堆肥とは
ではコンポストによって作られるとされる堆肥(たいひ)とはなんなのか。説明は以下、ちょっとWEBに頼ってみますね。
堆肥とは、易分解性有機物が微生物によって完全に分解された肥料あるいは土壌改良剤のこと。有機資材と同義で用いられる場合もあるが、有機資材は易分解性有機物が未分解の有機物残渣も含むのに対し、堆肥は易分解性有機物が完全に分解したものを指す。 英語ではコンポスト と呼び、本項でも堆肥とコンポストを同義として扱う。
Wikipedia引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A0%86%E8%82%A5
一気に難しい、、、気がしますが要は土は土でも、植物が必要とする適切な養分や水分が含まれた土、といったところでしょうか。
もちろんコンポストの使い方によっては、この堆肥を意図して作ることも作らないことも可能。
畑や家庭菜園があり、堆肥を積極的に使いたい場合は家庭の生ごみなどから、堆肥にすることもでき、マンションなどの賃貸住まいで堆肥が不要であれば、土が増えないタイプを使うことで、暮らしに合わせたコンポストとのお付き合いがあります。
そんなことは面倒だ、生ごみなんて捨ててしまえばいい、そう思う方もいるかもしれません。でもこんなメリットがあるからたくさんの方に愛されているのも事実。
コンポストのメリット
コンポストにはたくさんのメリットがあります。
- 生ごみが減る
- ごみ袋が軽くなる
- ごみ袋を節約できる
- 嫌な匂いがしなくなる
- 虫も発生しなくなる
嫌〜な匂いがしてずっしり重いごみ袋。時に汁が漏れたり、コバエが湧いたり、、、1日でも早く家から追い出したかった生ごみ。コンポストを始める以前は『ごみの日が待ち遠しい!』日々そんな風に感じていた気持ちを思い出します。
今ではそんな日がほとんどなくなりました。
週に3回だったごみ捨てが、次第に2回、1回、と回数が減り、サイズがダウンし、小さな袋を捨てるだけに変わっていったことは、私の中で大きな喜びを感じられるとともに、暮らしが生まれ変わったようなきっかけでした。
ごみ袋が軽くなった分、心まで軽くなる、これがいちばんのメリットなのかもしれません。
コンポストってどうやって始めるの?
さてさて、興味を持ったらあとは始めるだけ。
初めの一歩は庭に穴を掘って野菜くずを埋めるでも構いません。いつの間にか消えてしまうその過程を楽しむところから気軽に始められるのもいいところ。
どうやって???をもう少し知ってから始めたいという方は、まずはコンポストにどんな種類があるのか、どんなコンポストが今の暮らしに合っているのか、『コンポストの種類』こちらのページからぜひ覗いてみてください。
サイズや環境、ゴミの量など、ライフスタイルにあったコンポストがきっと見つかるはず。
生ごみを減らして土に還す暮らし方、コンポスト部メディアからさまざまな情報をお届けしていきます。一緒に楽しんでいただけたら嬉しいです。